農産物輸出が増えた理由、「和食人気」じゃない!意外な理由とは?
先日、25年の農産物輸出金額が発表され、報道各社が「和食」「日本食」人気が原因で輸出金額が増加したと説明していました。とりわけ、お茶と牛肉の伸びが影響したと各社報道していました。特にNHKテレビでは、急須から湯飲みにお茶をつぐシーンを映し出しながら、「お茶」と説明していました。
でも、「和食」も「急須からつぐお茶」も大間違いなんですよ。
まずは誤報の例を紹介します。これは氷山の一角なので、山陽新聞さんはどうか気を悪くしないでください。他にもたくさんのニュースが誤報を流していますから。


実は、外国人にお茶がうけた最大の理由は抹茶ラテや抹茶チョコなど、抹茶とミルクや砂糖やレモン、ストロベリーなどを混ぜた飲料、お菓子が大人気になっているからです。それは私たちが「和食」と呼ぶような物とは全く異なります。実例をXの投稿から引用します。

この写真のように、抹茶イチゴチョコレートや抹茶ラテ、抹茶ケーキなどが空前のブームになっているため、欧米ではチョコやラテやケーキなどの洋菓子に加工して、TOKYOなんて文字をつけたりして売っているのです。また、抹茶粉末を購入した家庭でも、紅茶と同じ感覚で飲んでおり、当然急須なんて使いません。和食のわの字もありません。
牛肉も同様に、和牛はアメリカではステーキや和牛バーガー、オーストラリアではグリル料理、ヨーロッパではフレンチやイタリアン、中東ではケバブ、伝統的シチュー、タジン料理などで食べられています。和食のわの字もありません。
長年疑問に思っているんですが、日本のマスコミは日本産の食品が海外で売れるとたいてい「和食ブームのおかげで」「ユネスコ遺産に和食が登録されたから」って説明するんですよね。そういう誤解は日本から輸出する際に商機を失うので、むしろ止めてほしいと思っています。海外でどう食べられているのかを正確に報道しないなんて、日本のマスコミの予算が減って、海外での取材力が衰えてコタツ記事を書いているのではないかとさえ思えてきます。マスコミの皆さん、どうか正確な記事をお願いします。